概要
CRISIS は、危機対応に必要な情報収集、状況把握、判断、共有、対応の実行、記録を一つにつなぐ災害危機対応支援システムです。
自然災害、システム障害、サイバー攻撃、パンデミック、サプライチェーン停止など、事業継続に影響を与える事象をインシデントとして管理します。関係者は同じ情報を参照しながら、判断、指示、報告、記録を進められます。
危機対応で発生する課題
危機発生時には、アラート、現場からの報告、社内チャット、関係者への連絡、対応タスク、判断の記録などが複数の場所に分散しやすくなります。情報が分散すると、次のような課題が発生します。
- 最新情報の所在を把握しにくい。
- 影響を受ける拠点や資産を判断しにくい。
- 判断者、判断時刻、判断内容を対応後に追跡しにくい。
- 紙の手順書や属人的な経験に依存しやすい。
- 本社、現場、経営層の認識がそろいにくい。
CRISIS は、情報、対応手順、タスク、報告、記録を一つの基盤に集約し、危機対応を組織的に進めるための環境を提供します。
基本的な考え方
CRISIS は、防災情報を閲覧するだけのツールではありません。防災気象情報や各種アラートを起点に、組織の資産への影響を確認し、必要な対応手順を開始し、担当者に通知し、対応状況を記録するためのプラットフォームです。
| 考え方 | 説明 |
|---|---|
| 情報を集約する | 気象、防災、災害、危機に関する情報を集約し、必要な情報を確認します。 |
| 対応を実行する | 通知、報告依頼、オペレーションブックの起動などを実行します。 |
| 経緯を記録する | 判断、指示、タスク、報告内容を時系列で記録します。 |
| 振り返りに使う | 対応後の検証や次回への改善に、記録された情報を利用します。 |
主な構成要素
| 構成要素 | 役割 | 詳細 |
|---|---|---|
| 組織 | ユーザー、グループ、権限、資産、ワークフロー、インシデントを管理する単位 | 管理者向け初期組織設定ガイド |
| ユーザー | CRISIS にログインして利用する担当者 | ユーザーを招待・管理する |
| グループ | 部署、拠点、対応班など、ユーザーをまとめる単位 | グループとチームを管理する |
| 資産 | 拠点、店舗、工場、倉庫、車両など、危機発生時に影響を確認する対象 | 資産管理とは |
| ワークフロー | 条件に応じて通知やオペレーションブック起動などを自動実行する仕組み | ワークフローの基本概念 |
| インシデント | 実際に対応が必要な事象を管理する単位 | インシデント管理とは |
| オペレーションブック | 危機対応時に実行する対応手順書。インシデント上で起動し、進捗を管理します。 | オペレーションブックとは |
利用開始時に読む記事
導入時は、利用者の役割に応じて次の記事を参照します。
- 基本用語を確認する場合: 基本用語集
- 招待された利用者が初期設定を行う場合: 利用者向け初期設定ガイド
- 管理者が組織を設定する場合: 管理者向け初期組織設定ガイド