概要
CRISIS の資産管理は、組織の拠点(事業所・工場・店舗など)と、そこにある資産(建物・設備・車両など)を登録し、危機対応の基礎データにする機能です。
台帳管理そのものが目的ではありません。登録した拠点と資産は、CRISIS の各機能の「単位」として働きます。
| 活用先 | 内容 |
|---|---|
| 被害把握 | 災害時に資産ごとの状況(被害程度・稼働状況・復旧フェーズ)を評価し、組織全体の被害を資産の粒度で把握します |
| ワークフロー | 拠点の地域を参照した条件や、拠点ごとのオペレーションブック起動の単位になります |
| 気象データビュワー | 拠点・資産が地図・ダッシュボードに表示され、注意が必要な資産の監視単位になります |
| インシデント | インシデントに影響拠点を紐付け、その拠点の資産の状況評価を管理します |
構成要素
| 要素 | 説明 |
|---|---|
| 拠点(資産グループ) | 建物・施設などの物理的な拠点。階層化でき、担当グループ・連絡先を設定できます |
| 資産 | 拠点に属する個々の資産・設備。種別(分類)を持ちます |
| 資産種別 | 建物・設備・車両などの分類。資産種別を理解するを参照してください |
| 車両型式 | 車両資産が参照する型式マスタ。車両資産と車両型式を参照してください |
登録対象の判断基準
すべての什器・備品を登録する必要はありません。災害時にその状態を個別に把握する必要があるかどうかを判断基準とします。
- 登録すべき例: 建物(棟単位)、非常用発電機、受変電設備、サーバールーム、生産ライン、社有車、燃料タンク
- 登録しなくてよい例: 机・椅子・一般的な PC などの汎用什器
まず拠点と建物から
最初の登録は「全拠点+各拠点の建物」だけでも十分に機能します。これだけで拠点単位の被害把握とワークフローの拠点参照が使えるようになります。設備・車両は運用しながら段階的に追加してください。
所在地情報の重要性
拠点・資産の所在地(住所と位置座標)は、ワークフローの拠点参照や地図表示の基礎データです。所在地が未登録・不正確だと「自拠点の地域で震度5弱」の条件が正しく機能しません。登録時は、地図上に表示される位置が実際の所在地と合っているかまで確認してください。